2009年10月8日木曜日

久しぶりの復活です。今回はセレンディピティ。

すべては何時ものホームページの画面から始まりました。
そこにはイオンとセブン&アイ様の大幅な減収減益中間決算報告のニュースがありました。
例えばイオン・セブン&アイ、グループ大幅減益などです。
そこでディスカウントスーパー:オーケー株式会社哲学の事が頭に浮かびました
この企業形態はスーパーというカテゴリでは似通った業種です。小売業ですから。
ただ、どのような業種でもこの企業の哲学には学ぶべきところは多いと感じます。
そこには本当の「顧客満足」があり本当の「適正価格」があります。
飯田社長の言葉には重みがあります。
『おまえ達がこうやって不自由のない生活が出来るのは、みんなご先祖のお陰だよ。
積善の家には必ず余慶あり
、善行を積むように心掛けるんだよ。』
『おまえ達がこうやって不自由のない生活が出来るのは、みんなご先祖のお陰だよ。

この言葉こそセレンディピティなのです。簡単に話しますと「偶然に幸運をつかみ取る能力」になります。セレンディピティは英語ですが余慶は禅宗の言葉になります。
実は話はこの企業は素晴らしいというところでは終わらなかったのです。
このセレンディピティ:serendipity(余慶)には人間として科学として学ぶべきところが沢山あります。
セレンディピティを検索してみて下さい。リンクをクリックしていただくとウキペディアにつながります。そこには自然科学のセレンディピティという項目があります。
その中にサー アレクサンダー•フレミングという細菌学者の発明があります。
抗生物質の基礎となってすごく有名なペニシリン、そしてリゾチームという少し聞き慣れない抗菌性物質を発見され見事、ノーベル生理学・医学賞を受賞されました。抗生物質は現代医学にとって欠かせない事は皆様もご承知の通りです。
この発見がセレンディピティそのものなのです。フレミング氏の実験室は汚染されていたそうです。実験室が汚染とは不思議な感じです。完璧な管理の元に行われるべき環境であるはずだからです。
でも、この汚染実験室がノーベル賞を生み出すとは計算できない科学の世界です。
本当の偶然な幸運をつかんだのはフレミング氏でした。しかし、皆様もご承知の通り「幸運」は何もしないで舞い落ちてくるものではありません。余慶にもあります通り日々の善行が生み出すものになります。
そして埋葬、お墓に入るまでその「幸運」がその人が積んだ善行でその人自身に「幸運」が舞い降りてくるとも限らないのが「神の仕業」ではないのでしょうか。
人間は常に何かをしたから何かを今、望みます。それは人間としてはごく当たり前です。
という話のながれで昨日のあるニュースの一コマであるイオン、セブンの大幅な減収減益というニュースから抗生物質の発見につながってしまいました。
そして昨夜のニュースで


ノーベル化学賞リボソーム構造解明というニュースがありました。細菌のリボソームに抗生物質が結合し、その働きを阻害する様子を解明したことがノーベル化学賞につながりました。またもや抗生物質です。そしてかつてと同様に3人の共同受賞です。この「3」という数字も突き詰めてみると面白い事が沢山あります。これはたったの10分くらいの出来事です。すべて日本語サイトです。インターネットは面白いですね。使えば使う程面白い事になります。